第31回 celemony melodyne editer

しかし、暑いです。どうにかならないものでしょうか。
原発停止により、どこにいっても節電、節電です。
まあ、節電も大切ですが、熱中症にならないように、水分補給と塩分補給には十分気をつけましょう。
ちなみに、うちの職場は、もともとエアコンとは縁が薄いので、普段の夏とあまり変わりはありません。

さて、前回の記事でチラッと触れたcelemony社のmelodyne editerについて紹介したいと思います。
第31回 celemony melodyne editer
これはコンピュータの音楽製作ソフト上で音程や音の長さを自在にコントロールできるアプリケーションソフトになります。
僕がカセットMTRで遊んでいた15年程前の頃は、MIDIデータであれば、そういったこともできたのですが、オーディオデータでそれをやることは、まさに「神の領域」の技でした。

まあ、音程や音の長さを自在にコントロールといっても、当然、限界があります。
もともとは、ボーカルや楽器の微妙なピッチのズレを修正するのが目的のソフトでるあるため、原音から大幅に音程を変えると、不自然な感じになってしまいます。
melodyneというソフト自体は10年くらい前から存在していて、現在まで何度もバージョンアップを繰り返し、かなりの完成度を誇るソフトになっています。
先ほど述べた不自然さ等もバージョンアップの過程で随分と改善されたようです。
さらに、ボーカルやサックス、トランペット等のモノフォニック(単音)の解析だけではなく、ギターやピアノ等のポリフォニック(和音)の解析も可能になりました。
まだ和音の解析は試したことはないのですが、簡単にいうと、例えばAm(ラ、ド、ミ)のコードを弾かなければならないところで、間違えてA(ラ、ド#、ミ)のコードを弾いてしまった場合に、あとからド#をドに差し替えることができるということです。
まさに「神の領域」の技です。すごい時代になったものです。
インチキといえばインチキだと思いますが、実際、プロの現場でも使われているようです。

このブログでは、BOØWYのBELIEVEのサビのコーラス、WORKING MANのサビの1オクターブ下のコーラス、あとMEMORYの部分的なボーカルピッチ修正で使用しています。
あとは全て本物です(笑)。
活用方法としては、まずメインボーカルのトラックを別トラックにコピーペーストします。
次にそれの音程を変えることでコーラスパートを作ってハモらせます。
でも、出来上がったコーラスですが、オケに混ぜて聴く分にはまだ聴けるのですが、正直、生成したコーラスパートだけで聴いてみると、うーん、何だかなぁ...。って感じです。
人間の声という超アナログなものを加工するわけなので、無理やり手を加えれば、やはりどこか不自然になってしまいます。
もっとも、マニュアルもろくに読まずに使っているので、十分にソフトの性能を引き出せていないという話もあります。
ちゃんと使いこなせれば、かなり自然な感じになるのでしょうね。

まあ、僕の腕の問題は置いておいて、この動画を見ていただければ、メロダイン エディターのスゴさが理解していただけるかと思います。


正直なところ、自分自身は、本当に歌ってナンボ、本当に弾いてナンボという思いが強いため、滅多に使うことはないのですが、好き嫌いは別にして、スゴいソフトであることは間違いがないので興味本位で買ってみました。
3万円弱でこんな夢のような機能が手に入るのならば、まあ、買っても損はないのではないでしょうか。
僕も、もう少し勉強して有効活用しないと元が取れないので頑張ります。
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