第41回 BOφWY WORKING MAN SOS Ver

cha-key

2012年01月03日 19:07

あけましておめでとうございます。
2012年もボチボチのマイペースで更新していきますのでよろしくお願いします。

さて、今回は初のリメイクをしたいと思います。
具体的にいえば以前公開した曲の録り直しということなのですが、ただ録り直しても面白くも何ともありませんので、少し手を加えてみました。
ということで、第41回目の今回はBOØWYのWORKING MAN SOS verを送ります。

SOS(サウンド オン サウンド)っていっても、一般の人からすると、何のことだか?という感じでしょうし、布袋機材マニアの人からすると今さらかよ...。という扱いが微妙な題材ですね。
SOS自体は、別に布袋さんの専売特許ではなく、結構昔からあるエフェクトです。ディレイを利用し、音をループさせて、文字通り音の上に音を重ねる奏法です。ディレイのエフェクターでも最近ではこの機能がついているものも多いですし、ルーパーといってループ専用のエフェクターもいくつか出ています。
布袋さんのSOSはいわゆる音を重ねるタイプのものだけではなく、ディレイタイムを短めに設定して、CDが音飛びしたような音や、そのディレイにモジュレーションをかけて、helicopter sound(ヘリコプターサウンド)と呼ばれるヘリコプターが飛んでいるような音が出せるのが特徴です。
最近はあまり使われなくなりましたが、布袋さんバージョンのBAD FEERINGで多用されているエフェクトです。
詳しくはコレの動画のイントロ2分40秒あたりや4分55秒あたりからのギターソロを観ていただければ、「あー、アレのことね。」と分かる人もいるかもしれません。

この曲のような効果を簡単に得るためには、布袋さん本人が使用している英国のマイスターであるピートコーニッシュ氏が手がけたエフェクトシステムが必要なわけですが、それを手に入れるために何百万円もつぎ込むわけにはいきません。(そもそも特注品なので金を積めば手に入るというものでもないのですが)
かなりエグい効果のエフェクトですが、布袋ファンとしては、当然再現したくなるわけで、ネットでいろいろと調べていました。
いろいろと苦労をして再現を試みようとしている人が何人もみえました。
調べていくうちに、ヘリコプターサウンドを駆使した、とてもクールなWORKING MANのカバー曲を見つけました。
それを弾いていたのが、いつも BOØWYの曲オケを提供して下さっているムーさんでした。
あまりにカッコよかったので、ムーさんバージョンのWORKING MANをやってみようと思い、結構前に機材を揃えました。
しかし、なかなか使いこなすことができず、途中で熱も冷めてしまったのですが、2年の歳月を経て、ようやく取りかかりできあがったのがコレです。

この曲をやるにあたっては、当然、専用のエフェクター等が必要になってくるのですが、それらについては、次回紹介します。
その他の使用機材ですが、ギターはいつものとおりZEMAITIS(ゼマイティス)MT S24 CUSTOMです。
アンプもいつものとおりHughes&KettnerのzenTeraですが、アンプタイプはマーシャルのJCM2000のモデリングを使ってみました。
あと、ギターソロの出だしの部分のリバースゲートでYAMAHAのMagic Stompを使用しました。

オケとボーカルは以前にアップしたものと全く同じで、ギターのみ差し替えました。
以前のものは曲の箇所によっては結構ギターを何本か重ねて仕上げました。
今回はかなりエフェクト多用な作りなのですが、後からオーバーダブしていると思われるのがシャクなので、アタマからケツまで1本で1発録りで弾ききったことを報告しておきます。
フットスイッチの切り替えがメチャクチャ忙しく、F1レーサー並の足技?が必要となり、演奏中も手よりも足に意識が集中するような状態でしたがどうにか仕上がりました。

機材のセッティングが難しいのもあるのですが、弾くタイミングとフットスイッチを踏むタイミングでエフェクトのかかり方がかなり変わるので使いこなすまでにはかなり苦労しそうです。

それでは、こんな感じで始まりましたが、2012年もよろしくお願いします。

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