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第41回 BOφWY WORKING MAN SOS Ver

あけましておめでとうございます。
2012年もボチボチのマイペースで更新していきますのでよろしくお願いします。

さて、今回は初のリメイクをしたいと思います。
具体的にいえば以前公開した曲の録り直しということなのですが、ただ録り直しても面白くも何ともありませんので、少し手を加えてみました。
ということで、第41回目の今回はBOØWYのWORKING MAN SOS verを送ります。

SOS(サウンド オン サウンド)っていっても、一般の人からすると、何のことだか?という感じでしょうし、布袋機材マニアの人からすると今さらかよ...。という扱いが微妙な題材ですね。
SOS自体は、別に布袋さんの専売特許ではなく、結構昔からあるエフェクトです。ディレイを利用し、音をループさせて、文字通り音の上に音を重ねる奏法です。ディレイのエフェクターでも最近ではこの機能がついているものも多いですし、ルーパーといってループ専用のエフェクターもいくつか出ています。
布袋さんのSOSはいわゆる音を重ねるタイプのものだけではなく、ディレイタイムを短めに設定して、CDが音飛びしたような音や、そのディレイにモジュレーションをかけて、helicopter sound(ヘリコプターサウンド)と呼ばれるヘリコプターが飛んでいるような音が出せるのが特徴です。
最近はあまり使われなくなりましたが、布袋さんバージョンのBAD FEERINGで多用されているエフェクトです。
詳しくはコレの動画のイントロ2分40秒あたりや4分55秒あたりからのギターソロを観ていただければ、「あー、アレのことね。」と分かる人もいるかもしれません。

この曲のような効果を簡単に得るためには、布袋さん本人が使用している英国のマイスターであるピートコーニッシュ氏が手がけたエフェクトシステムが必要なわけですが、それを手に入れるために何百万円もつぎ込むわけにはいきません。(そもそも特注品なので金を積めば手に入るというものでもないのですが)
かなりエグい効果のエフェクトですが、布袋ファンとしては、当然再現したくなるわけで、ネットでいろいろと調べていました。
いろいろと苦労をして再現を試みようとしている人が何人もみえました。
調べていくうちに、ヘリコプターサウンドを駆使した、とてもクールなWORKING MANのカバー曲を見つけました。
それを弾いていたのが、いつも BOØWYの曲オケを提供して下さっているムーさんでした。
あまりにカッコよかったので、ムーさんバージョンのWORKING MANをやってみようと思い、結構前に機材を揃えました。
しかし、なかなか使いこなすことができず、途中で熱も冷めてしまったのですが、2年の歳月を経て、ようやく取りかかりできあがったのがコレです。

この曲をやるにあたっては、当然、専用のエフェクター等が必要になってくるのですが、それらについては、次回紹介します。
その他の使用機材ですが、ギターはいつものとおりZEMAITIS(ゼマイティス)MT S24 CUSTOMです。
アンプもいつものとおりHughes&KettnerのzenTeraですが、アンプタイプはマーシャルのJCM2000のモデリングを使ってみました。
あと、ギターソロの出だしの部分のリバースゲートでYAMAHAのMagic Stompを使用しました。

オケとボーカルは以前にアップしたものと全く同じで、ギターのみ差し替えました。
以前のものは曲の箇所によっては結構ギターを何本か重ねて仕上げました。
今回はかなりエフェクト多用な作りなのですが、後からオーバーダブしていると思われるのがシャクなので、アタマからケツまで1本で1発録りで弾ききったことを報告しておきます。
フットスイッチの切り替えがメチャクチャ忙しく、F1レーサー並の足技?が必要となり、演奏中も手よりも足に意識が集中するような状態でしたがどうにか仕上がりました。

機材のセッティングが難しいのもあるのですが、弾くタイミングとフットスイッチを踏むタイミングでエフェクトのかかり方がかなり変わるので使いこなすまでにはかなり苦労しそうです。

それでは、こんな感じで始まりましたが、2012年もよろしくお願いします。  

Posted by cha-key at ◆2012年01月03日19:07

第40回 EVENTIDE ECLIPSE

今回は、前回のSTEVE VAIのBallerina 12/24のトピックで触れた今年最後の散財について書きたいと思います。
今年最後のトピックになるであろう区切りの第40回目はEVENTIDE ECLIPSEの紹介をします。

空間系エフェクター漁りの旅も、とうとう行き着くところまで来た感があります。
分かる人には分かると思いますが、まあ、一言でいうなら、「お前、身の程をわきまえろよemotion04アマチュアがこんなん買ってどうすんのよ?」という完全プロスペックの一品です。
定価346,500円face08 新品なら市場価格250,000円以上でしょうか。
実は今年最後の散財はコレだけにとどまらず、程度の良いストラトも一緒に入手しました。face03
エクリプスもストラトも破格値であり、まさに千載一遇の機会で、これは行っとかなきゃダメでしょうということで勢いでいきました。
いくらなんでも、道楽に金かけるのにも程があると思われそうですが、実はコレを下取りに出したところ、予想以上の思わぬ値がついたということもあり、思い切って決断しました。
下取り代だけではさすがに資金不足だったので、諭吉さん3人に手伝っていただき、めでたく入手しました。
値段のことは野暮なので明かしませんが、普通ではなかなかできない本当によい買い物でした。
破格値でエフェクターとストラトを手に入れることができたのも驚きでしたが、15年間使用してきて、その間、ロクに手入れもしていなかったギターがあれだけの高値で引き取ってもらえたことが一番の驚きでした。face08

さて、EVENTIDEというメーカーですが、昔から高品質なディレイ、リバーブやハーモナイザーと呼ばれる高品質なインテリジェンスピッチシフターを開発し続け、その製品は今も昔もプロギタリストのラックの中に組み込まれています。
ジミー・ペイジ、フランク・ザッパ、ブライアン・メイ、エディ・ヴァン・へイレン、スティーヴ・ヴァイ、エッジ、ジョン・ペトルーシ、日本でもB’zの松本氏、SUGIZO氏、GRAYのHISASHI氏等々本当に多くのトッププロが使用しています。
前回のヴァイのあの曲はピッチシフターとディレイを組み合わせた独特のエフェクトサウンドが特徴となっていますが、ヴァイ本人は1990年当時、最新鋭であったH3000というラックエフェクターを使用してレコーディングをしていたかと思います。

さて、ECLIPSEですが、そのH3000の2台分に相当するDSPエンジンを搭載している、現在、EVENTIDE製品の中核を担うマルチエフェクターです。
その音質は前述した蒼々たるメンツのギタリストが認めた音だけあり、本当にスゲーとしかいえない音が出ます。
ハーモナイザーや変態モジュレーションサウンドといったいわゆる飛び道具系もよいのですが、リバーブの自然な感じが一番驚きました。
昔からエレキギターにリバーブをかけるのはあまり好きではなかったのですが、カルチャーショックというか、ちょっとリバーブに対する認識が変わりました。
これならかけっぱなしでもいいと思える音です。
また、加工されても線が細くなることなく太い音が出てきます。

搭載エフェクトの構成ですが、YAMAHAのmagic stompと同様で、コーラス、ディレイ、リバーブ等々、自分の必要なものをチョイスし組み合わせていくタイプではなく、各エフェクトの組み合わせたアルゴリズムを選択するタイプです。
ゼロベースから積み上げて音色を煮詰めていくのではなく、プリセットプログラムの中から自分のイメージに近いものを選び、調整をして仕上げていく感じでしょうか。
おそらくH3000等も同じ仕組みだと思われます。
アルゴリズムを2つ組み合わせることができるため、かなり複雑なサウンドメイクができます。

操作性は、個人的には可もなく不可もなくといったところです。
テンキーと大きなロータリーエンコーダーで各パラメータ数値を変更します。
マニュアルを読まなくても基本的なことは触っているうちにできるようになったので、操作は分かりやすいとは思いますが、正直、コンパクトエフェクターのような明快さにはかなわないと思います。
日本語マニュアルは本当に簡素なものだし、英文マニュアルは僕の能力では理解するのに時間がかかるので詳細が知りたい時などは困ります。
hot keyと呼ばれるショートカットをプログラムごとに割り当てることができるので、よく変更をするパラメーターを割り当てることで操作性を向上させることができます。
プログラムごとのパラメーターの数は多いので、音作りは結構難しい印象を受けます。

最近のエフェクターらしく、以前所有していたt.c.electronicのG-SYSTEMと同様にソフトウェアのアップデイトをすることで内蔵プログラムを増やしたり、不具合を修正することができます。
現在、var.4で、ギターアンプをシミュレートしたプログラム、同社のコンパクトエフェクターのTIME FACTOR(ディレイ)、MOD FACTOR(モジュレーション系)のパッチプログラムが加わりました。
ギターアンプは外部ペダルを接続し踏み込んでやることで、フィードバックを擬似的に起こすことができます。
結構リアルで、これだけでも、かなり遊べます。
TIME FACTOR、MOD FACTORについては以前に半年程、所有していた時期があり、操作方法も含め、どんな音が出るか分かっているのですが、同じ音がポンポンと出てくるので思わず弾きながら笑ってしまいました。(同じメーカーが作っているのだから当然といえば当然ですが)
実際の音に関しては、こちらをご覧いただければ、そのクオリティがよく分かると思います。

エフェクトのプログラム切り替えの際の音切れがあるのが玉に瑕です。
値段が値段だけに、この点については、もうちょっとどうにかならないものかと思います。
音切れの長さはデータの重さに比例しているようで、気にならない場合もあります。
ECLIPSEのみでライブパフォーマンスをし、頻繁に音色を切り替える場合は少し厳しいかもしれませんね。
トッププロのようにラックシステムに組み込んで、音色のひとつとして使用するのが正しい使い方?なのかもしれません。
まあ、自分としては、今現在はライブをやる予定もなく、専ら宅録専門なので音切れは全くもってノープロブレムです。

入出力については、さすがプロ仕様なだけありアナログ以外にデジタルもS/P DIFのコアキシャル、オプティカル、ADAT、AES/EBUを完備しています。
ちなみにウチの環境では、接続方法的に正しいかどうかは分かりませんが、ギターアンプ(Hughes & Kettner ZenTera)からECLIPSEをコアキシャルで、ECLIPSEからオーディオインターフェース(MOTU Traveler)をオプティカルで、それぞれデジタル接続しています。
そもそもデジタルアウトができるコンボギターアンプなんてあまりないと思うので、こんな接続方法をしている人はあまりいないでしょうね。
非常に気持ちいい音が出てくるので、接続方法としては特に間違っていないのかなと思います。

さあ、これから、しばらくお付き合いすることになりそうなので、はやく手なずけなければ。
  

Posted by cha-key at ◆2011年12月15日00:23

第39回 STEVE VAI Ballerina 12/24

今年もいよいよ師走になりました。
12月ということでクリスマスソングをアップします。
クリスマスソングといっても、達郎さんでも、ユーミンでも、ドリカムでもなく、はたまたWham!でもJohn Lennonでもありません。
第39回目の今回はSteve VaiBallerina 12/24を送ります。

ところで、アップしておいてから言うのもなんですが、これってクリスマスソングって分類で本当にいいのだろうか?
クリスマスソングかどうかという話は置いておいて、曲自体は華やかなサウンドが可愛らしい文字通りバレリーナがくるくると踊るようなイメージの小曲です。

スティーヴ・ヴァイといえば分かる人には分かると思いますが、猛者がひしめくハードロック界でも超絶技巧で知られるスーパーギタリストです。
また奇才フランク・ザッパの弟子であり、ザッパ譲りの奇妙キテレツなサウンドも特徴となっています。
まあ、簡単にいえば、弾くにしても難しすぎて弾けねーよ!ってタイプのギタリストです。
ということで、自分がヴァイの曲を弾くことなんてないと思っていましたが、先日、今年最後の散財で、とあるエフェクターを破格値で入手したことで、ヴァイの曲にチャレンジしてみようという気になりました。
そのエフェクターについては、そのうち紹介します。
ちなみにその他の使用機材ですが、ギターは最近、いよいよメインギターの座についた感のあるZEMAITIS(ゼマイティス)MT S24 CUSTOMです。
アンプはHughes&Kettner ZenTeraで、フェンダーのブラックフェイスのモデリングです。

曲の冒頭の語りと赤ちゃんの声はちょっと再現できそうもなかったので、原曲をそのまま拝借しましたが、それ以外は最後の寝息?も含め全て演奏しました。
ヴァイの曲の中でも比較的簡単な曲なので何とか形にすることはできました。
機会があれば、他の曲も取り組んでみたいと思います。
(多分、挫折するのがオチですが...。)  

Posted by cha-key at ◆2011年12月01日00:00

第38回 Rickenbacker 4001s

前の抱きしめたいのトピックの使用機材のところで触れましたが、今回は現在、使用しているベースギターについて紹介をしたいと思います。
Rickenbacker 4001S
かれこれ10年程前に入手しました僕が所有する唯一のベースです。

わかる人にはわかるのですが、あの人が使っていたベースです。別にアーティストモデルとかシグネイチャーモデルとかではないんですが、一般的に4001Sといえばこの人というイメージでしょう。
かのポールマッカートニーがビートルズ後期からウィングス時代にメインで使用していたベースです。

昔、ビートルズのコピーバンドをやっていた時期がありました。
しかしながらベーシストがおらず、メンバー間で交代しながらベースを弾いていたのですが、いろいろな事情があり、結局、最終的には僕がベースをやることになりました。
とはいっても、僕自身は自分はギター弾きという思いがあり、ベースを弾くにしてもイヤイヤ感が強かったため、それを払拭し、後戻りができないよう退路を断つために大枚をはたいてこのベースを入手しました。
ビートルズをやるならホフナーのヴァイオリンベースなのでは?という意見もあるでしょうが、さすがにアレだと他のジャンルの音楽をやろうとすると厳しいかなと思いリッケンを選びました。
ハードロックとかにも使えそうでしたし。(ディープパープル等のイメージもありました)
まあ、今から思えば、他の音楽のことまで考えるならば、フェンダーのジャズベとかミュージックマンのスティングレイあたりを買っておけば、一番使い回しがきいたのではと思いますが...。
でも、ベースって弾いてみると面白いんですよね。
それとビートルズでベースやるってことは、ベースを弾きながら歌うことになるのですが、これが曲によってはかなり難しく、随分と練習をしました。
そういった経験ができたっていう意味ではベースを担当したことは無駄にはなっていないと思います。

まあ、そんな理由で手に入れたベースなのでルックス最優先で、音なんて二の次、アンプとエフェクトでどうにかするさ!という感じで購入しました。
独特ではありますが、このベース、本当にカッコいいシェイプをしています。
特にヘッドの部分なんか最高です。
音の方も個性的なのですが、リアピックアップはゴリゴリ、ブリブリのトレブルが効いているサウンドが特徴でしょうか。
トレブルが効いているので音の輪郭がはっきりしてフレーズが目立ちます。
フロントは、リアと比較して、まろやかでやわらかい音が出ます。
ビートルズをやるときは、主にフロントを使っていました。ハードな曲ではリアも使っていましたが...。
このブログにアップした曲ではスピッツのロビンソンとミスチルの抱きしめたいで使用していますが、2曲ともフロントで弾いています。(だったと思います。)
その他、数曲アップしている肝心のビートルズの曲のベースが打ち込みになっているところが何とも(笑)。

操作性はピックアップカバーが邪魔だし、ロングスケールだし、指弾きもスラップもやりにくい。
(もっとも専らピック弾きで、指弾きもスラップもろくにできないのですが)
はっきり言って、弾きやすいベースではないと思います。
弾き手が合わせる。それくらいの気持ちがなければこのベースは弾けないのかもしれませんね。

最近、人前で弾かなくなったので、以前と比べると使用頻度が極端に落ちていますが、何と言っても我が家の唯一のベースなので、まだまだ活躍してもらうつもりです。
  

Posted by cha-key at ◆2011年11月03日22:39

第37回 R.I.P. Steve Jobs

apple社の前CEOのスティーブ ジョブズ氏が天逝されました。
ネット上にはジョブズ氏に哀悼の意を表す多数のコメントが溢れています。
彼が残した功績が、いかに世界中に影響を与えたのかを物語っています。

現在のパーソナルコンピュータの基本を確立したMacintosh
音楽の聴き方を根本から変えたiPod
スマートフォンという言葉を世の中に浸透させたiPhone
PCとスマートフォンのお互いの立ち位置に絶妙なバランスで入り込んだiPad

多くの人が、実際にこれらを使用し、何らかの感動を覚えたのではないでしょうか。
僕自身も初めて手に入れたコンピュータがMac G4で、それ以来10年以上、Macを使い続けています。
ここにアップしている曲も全てMacを介して制作したものばかりです。
別にWin機でも何でも同じことはできるわけですし、実際にWin機を持っていた時期もありますが、MacにはWin機には感じない特別なものを感じさせる何かがあります。
Macに限らずappleの製品は使っているうちに愛着が湧いてきます。
誰かが言っていました。appleのものは製品ではなく作品だと。

「そう感じるのは、お前がappleに洗脳されているからだろう。」と言う人もいるでしょう。
確かにそうかもしれません。
ある種、宗教にハマっていく人と同じ心理なのでしょうか。
宗教の話はさておき、それを使って、その人が楽しくなり、幸せを感じられれば、それがどこの製品だろうが別にいいと思います。
僕にとって、それがたまたまappleだっただけです。

appleが彼の遺志を受け継いで、これからも革新的な作品を作り続けていくことを願うとともに、これまで数々の感動を与えてくれた稀代の天才に感謝します。
R.I.P. Steve Jobs
  

Posted by cha-key at ◆2011年10月07日23:27